「陸前高田市の発展に、どこに主眼を置くべきか」というのは、市制施行の陳情の文に凝縮されているような気がします。

《農林・水産・商工業が渾然一体となり、相互発展の基礎を成す政治、経済、文化の一大ブロックを形成しております》


”商業地区（高田町・気仙町）”や”海沿いの罹災地区”に多くの目が行ってしまって、市の半分の面積を占める矢作町・横田町はただ「間借りしてる土地」みたいな位置づけになりがちのはやはり残念な気がします。
（追々、それら内陸地域の歴史を述べたいと思います）

内陸地域・街・沿岸部が一体となって産業の流通をすることによって、生産現場と街の位置づけとなって、高田町の互市（毎月5のつく日に立った市日）から街が発展していきました。
というわけで、それらの街以外の地に興味を持つことも必要でしょうし。