2014/11/01 | 気仙地区の防潮堤(その2の追記) |  | by 澤正宗 |
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「東日本大震災(宮城県沖地震)では広田湾でも15m近い波高があったじゃないか!」
というご意見があるかもしれません。
長い歴史の中で、三陸沖地震と違って、宮城県沖地震はあまり津波を生じなかったので、
その点の経験が不足していた(被害予測が読めなかった)ということがあって、
「今まで大きな津波が来なかった場所だから・・・」という安全バイアスがかかってしまったわけですね。
広田湾/大船渡湾ともに、金華山沖(東日本大震災の震源地の一つ)に湾口が向いており、
震源地→湾奥部に遮るものがなかったから、まともに津波の威力を受けてしまったわけです。