三陸地方ではわかめ養殖が盛んで、広田湾でも質の良いわかめが作られてます。
《広田で採れる自慢の商品はこちら!》
広田湾漁協通信販売
http://shop.jfhirota.or.jp/広田湾漁協
http://www.jfhirota.or.jp/sachi/wakame.htmlところで、わかめは生では日持ちしないので、
いったん茹でて塩漬け(塩蔵わかめ)の形で扱われることが多いですね。
普段、多くの人が「わかめ」として目にするのは”葉体”と呼ばれる部分です。
最近は「めかぶ(めかぶとろろ)」なども各地で見かけることも増えましたね。
(部位説明は上記のリンク先を参照してください)
その中で、元茎や根の部分は固めで、食品としての価値が低く、
旧来は廃棄されていました。
しかし、その量が増えると処理しきれなくなるので、困っている案件なのでした。
そこで、当時の広田水産高(2008年に県立高田高校と併合)がそれらの有効利用を研究し、
平成12年度全国水産高生徒研究発表会で発表。
みごと最優秀賞を受賞し、その作品は
「わか粉ちゃん」と名づけられました。


「わか粉ちゃん」は食物繊維が豊富で、健康食品として期待されましたが、
いかんせん、使用用途が限られてしまうという難点がありました。
そこで「ラーメンの麺に練り込んでみたらどうだろう!」との案により、
ワカメの茎を粉末加工した「わか粉ちゃん」を練りこんだ「わかこちゃんラーメン」が登場しました。
(”ムールの郷”と市の産物として売り出していた「ムール貝(しうり貝)」も入ってました!)
麺は鮮やかな緑色で食物繊維を多量に含んだ健康食品で。
道の駅タピック45内(喫茶カラベル)で提供されておりましたし(1杯450円)、
タピック45・高田松原物産館で1袋3パック(スープ付)450円で好評発売されておりました。
(残念なことに、現在は発売中止の模様です)
こうやって、物を有効につかう、地元の人に愛されるものになる、という心掛けは良いものですね。