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高田活版

 

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澤さんがつづる「陸前高田の歴史」


2015/03/07

遠い追憶・・・(気仙川渡河?)

Tweet ThisSend to Facebook | by 澤正宗
気仙川の川釣りの光景の写真を見てると、なんだか昔の思い出が蘇るんですね・・・。

小学生の時に、家族とその知り合いの人たちと気仙川の河川敷でバーベキュー大会を。
大人たちは盛り上がってるし、子供たちも川遊びに興じてるわけですね。

その内に、「なんだか気仙川を徒歩で横断できるような気がしてきた!」って、
渡河を始めちゃったわけですよ、私(笑)
(いやまあ、ニュースでよくあるパターンだけどね(笑))
(え?もちろん素面(しらふ)ですよ、小学生ですから(あくまでもここは強調!))

気持ちだけ大きくなって、「川口探検隊だ!」なんて気分でずんずん進んでいく、と・・・。
「お、この調子なら渡れるんじゃないか!」「いいぞ、いいぞ!」・・・、あっ!?

川底は苔でぬるぬるしてるし、
(そりゃまあ、鮎も良く育つわけだよ、と)
もちろんのことながら、昔は暴れ川と呼ばれた気仙川ですから、
”子供の太ももの丈(50~60cm)”もあれば、かなりの水流なわけで・・・。
あっけなく転ばされて、どんどん流されるわけですわな。

河川敷にいた大人たちも気付いて、「ほら!立ち上がれ!こっち来い!!」って言ってるけど
当然、立ち上がれるくらいなら立ち上がってるわけですからね。
もう諦めて「ああ、このまま広田湾まで流されるんだろうな」とか考えちゃうわけですな、
子供なりの想像の範囲で。

まあ、300メートルくらい流されて、付近の釣り客に「でっかい”小物”」は釣り上げられましたとさ、というオチ(笑)


と、笑い話で終わらずに一言。

津波とか水害の映像を見て、
「あれくらいの水量なら移動できるだろー!」とか「何やってんだよ!」とか
安易に語る人が結構いるけど、
『ある程度の水の流れにもまれると、移動の自由が利かなくなる』
ということは知っておくべきなんじゃないかな、と。
(否が応にも思い知らされた人の感想ですが・・・)
08:20