先日、TL上で見かけた『青あざ(青たん)』のお話。
「くろぢよった」「すすすんだ」など、私個人としては初めて聞く言葉ばかり。
(後日、実家に聞いてみたら「ああ、最近は使わないけど、昔は言ってたなぁ」と。へぇ!)
やっぱり気になるので、ネットで検索してみることに。
・日本全国【青あざ】の言い方。「血が死んだ」にびっくり! - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2134655242731803201ほうほう、「くろぢよった」はぶつけたところが青紫色(黒ずむ)になるので
『黒血寄った』ってことか。ふぅむ・・・。
もう一つの「すすすんだ」は検索の結果からすると「すす死んだ」なのだね。
で、「すす」とはなんぞや?、と。
”煤”?、それとも繰り返し言葉で”死す死んだ”???
(”寿司”ではないことは確かだけど(笑))
はい、そこで辞典の出番っと!
”すす”、”すし”、”しす”、”しし”・・・、ん?
「肉」
http://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%82%89おや!? 普段使われる「にく」は音読みで、
訓読みは「しし」なんですね。
なるほど!
- 動物の皮膚に覆われた骨を包む柔らかい組織。
ぶつけて黒ずむから、「肉が死んだ」→「しししんだ」という意味だったのだね!!
方言っていうと、かつては”時代遅れ”とか”都会と違う言葉”っていう見られ方してたけど、
比較的、旧来の日本語を残してたんだねぇ・・・。
なかなか興味深いことです。
そういうことで、次は「気仙語の語源」を考えてみたいと思います。
ついでに、
wiki「イノシシ」から抜粋
《イノシシは「イ(猪)のシシ(肉)」が語源であり、シシは大和言葉で「
肉」を意味する》